2021年02月05日
りなぴ

移住料理人×地元ハンター×イノシシ


もうそろそろ定着してきたかと思いますが、はじめましての方のために。

私は、ハンターです。

なぜ?どうして?という質問に関しては
農業をしていない私が雲南で狩猟をする意味を考える。その1 や
農業をしていない私が雲南で狩猟をする意味を考える。その2 をクリック。



狩猟というのは、片手間ではできません。
なので、私のような昼間は市役所で働いているような人間では
なかなか捕獲することができません。
(実際に今年度の実績は3匹です。)

ハンターは深刻な高齢化でもありつつ、
お仕事をリタイアされた方のほうがバリバリ捕獲できるので
若い人がなかなかハンターとして活躍されない理由もわかります。

なぜそこまで時間を割かないと捕獲できないかというと…
わなの仕組みの話になったり、とにかくディープな話題になると思うので
今回はひとつだけ、わかりやすい理由を紹介します。



 

ハンターの仕事は『捕獲』だけではありません。

まず、わなの見回りをして、わなの中に餌を入れて、そしてまた見回り。
わなにかかったイノシシを見つけたら、止め刺し。
そこから運んで、血抜き。そして解体。

17時から止め刺し作業に取り掛かっても、すべて終わるのが20時とか。

何が時間かかるって、解体です。
ハンターたるもの、捕獲をしたら、埋めるのではなく捌いて
しっかりと命を大切に頂戴したい。

ただ、ウリ坊がかかった時は
私なんか捌くのが下手なので、ほとんど食肉として使えなくなる。

たまにウリ坊は埋めてしまうというハンターもいます。
人間の都合で捕獲した命、しっかりおいしくいただきたいものですが、
手間を考えて埋めてしまいたくなるハンターの気持ちもわかります。


どうしても手間がかかる、解体の作業。
そんなハンターたちの負担を軽減する仕組みを作ってくれた
移住者さんがいます。




 



2018年4月に横浜から移住した鹿糠さん。

移住前は銀座の一等地で料理人として勤務。
雲南市では農業研修生として1年間農業に従事していました。


その研修先『槻乃屋ヒーリング』 代表の斎藤さんは
雲南市でもトップクラスの捕獲量を誇るハンターでもありました。

ハンターたちの生の声を聞くと
農業従事者はイノシシによる獣害に悩まされ、
ハンターも捕獲するが、解体するにも廃棄するにも手間がかかる。

料理人としてイノシシは最高の食材。
何とか雲南市で獲れたイノシシを活用できないか…。



そんな想いから
『カヌカソーセージ』として全国に販売することに。



使われているイノシシは、すべて雲南で捕獲されたイノシシ。
ハンターたちの負担を軽減するため、
捕獲されたイノシシを収集しています。

ということは…
ハンターにとって一番重労働で長丁場の解体作業を
しなくていいというメリットが!!!

この仕組みは本当にハンターたちにとって助かる仕組みです!!!

 


2021年1月より、『カヌカソーセージ』の販売が始まりました。
雲南市の新たな魅力として期待しています。



そんな鹿糠さんとともにソーセージ作りに取り組む移住者さんがいます。

2020年4月に大阪から移住した、足立さんです。

足立さんも、長年調理の現場に携わっていました。
そして移住後は、鹿糠さんと同じく『槻乃屋ヒーリング』にて
農業研修をされています。

現在も研修中ではありますが、鹿糠さんと一緒に解体作業を行ったりと
二人三脚で『カヌカソーセージ』を作っています。



そんな移住料理人2人がつくり上げてくれた仕組みで
ハンターの負担が軽減されることを知ってもらい
若いハンターが増えていくことを期待しています。



まずは皆さん、
『カヌカソーセージ』を食べて、
「イノシシってこんなにおいしいんだ!」と実感してみてください!



⇩『カヌカソーセージ』注文はこちらから
https://www.kanukapark.com/


 



【ライター紹介】
りなぴ。うんなん暮らし推進課 定住企画員。
松江市出身、愛知県での修行を経て雲南市へ孫ターン。
148cmの身長からは想像できないが、狩猟免許を所持するハンター。