空き家を探す

2022年09月08日
そら豆

キエーロを使用してみた

(バクテリアdeキエーロ)



6月、雲南市は脱炭素宣言をしました。

そして、近所に『バクテリアdeキエーロ』が設置されていました。

キエーロとは、もともと土の中にいるバクテリアと太陽光を利用し、生ごみを分解する生ごみ処理容器のことのようです。
いわゆる昔からあるコンポストのようなものなのかと思います。

キエーロガイドブックを読んでみると、特徴として生ごみをどれだけ入れても分解されていき、いつまでも量が増えず、ずっと同じ土を使い続けることができるようです。
そして、一番気になる生ごみの匂いが全くしないそうです。
私は使用するまで匂いがあるものだと思っていました。


 
早速、台所で出た生ごみをキエーロに入れてみました。

使い方はとても簡単でした。
キエーロに付属されているスコップで深さ20㎝程の穴を掘り生ごみを入れます。
生ごみと土をよく混ぜ、最後に乾いた土をかぶせるだけの簡単なものでした。



数日後にキエーロの中で大半の生ごみは分解されていましたが、びっくりしたことに発芽もしていました。
このところかぼちゃ、ピーマンなどをご近所から頂くことが多く、我が家の生ごみにそれらの種が混じっていたからかもしれません。
出てきた芽は抜いてもう一度埋めました。

野菜のほかに、肉や魚、食べ残しや腐ったもの、廃食油、コーヒーかすなど入れていいようです。
 
(発芽していました)

日当たりのが良いスペースの庭が必要なキエーロですが、我が家にはそのスペースがなく、近所にあるキエーロに間借りさせていただいております。



近くのスーパーには、ペットボトルや食品トレー、新聞、ダンボール、アルミ缶などの資源ごみを入れる回収ボックスがあり、とても助かっています。
そして、生ごみなどもキエーロに入れられるようになると、少しずつゴミが減ります。



最近DXやらITなどの言葉をよく耳にしますが、サステナブルな未来のためにアナログなキエーロが大活躍する日が近いかもしれないなと感じました。
キエーロが雲南市民の中でとても身近なってくるといいなと思います。

田舎に移住を考えるとき、自然豊かな生活環境と一緒にその環境に配慮したまちづくりをしているところも、長く生活するうえで大切な基準かもしれません。




【ライター紹介】
そら豆。岐阜県出身。結婚を機に雲南市に定住。
そろそろ雲南市での生活の方が長くなります。
出雲弁検定があったら1級がもらえる自信あり。