空き家を探す

2022年10月22日
みのきち

3軒目の家と菜園


こんにちは、みのきちです。
雲南市に移住して今年で6年目。私、実は雲南市内で3度も引っ越しをしています。そして、また引っ越ししたい欲が出てきている今日この頃です。
 
今回は3度目の住まいとなる今の家にまつわるお話です。

引っ越してきた当時、晴れた日の朝には窓から朝日が差し込み、室温がかなり上がることに少し悩んでいたことがありました。
真夏でもないのに、蒸し暑くて目が覚めるのです。
そんな朝はカーテンを大胆に開けて、ぐっと伸びをして日光を全身に浴びます。すっきりとした目覚めになります。
 
そんなことを繰り返していたある日、ふと何もないベランダを見て、これは良い日差しで良い野菜が育つんじゃないかと思い、ベランダ菜園を始めてみることにしました。
 
実は私、引っ越してくる前は庭付きの家で同世代3人とシェアハウスをしていました。
と言っても畑付きの古民家なのですが、移住者の若者3人で「畑があるならやってみよう!」と始めてみたことをきっかけに、植物を自分の手で育てる楽しさに気づきました。
ホームセンターで買った苗、ご近所さんにいただいた苗を、「本当に育つのかな?」と半信半疑で植えて水やりを繰り返すと、いつの間にか立派な作物ができているのです。
そんな作物たちの姿を私の日常と照らし合わせ、「今の私の小さな努力もいつかこうして実を結ぶはず!」と勇気をもらうようになったのです。
 
再びそんな勇気欲しさにベランダ菜園を思いついた私は、早速ホームセンターへ行きました。

畑どころか庭もない物件のベランダという限られたスペースで育てることのできる作物を考えながらホームセンターの外を練り歩き、ベランダ菜園の定番トマトの苗を購入しました。
シェアハウス時代もトマトを植えており、取った脇芽を土にさしておくと根を広げ育ち、また大きく育っていき、結果的にトマトの収穫量がすごいことになりました。

そんな生命力に期待を寄せて、早速プランターに植えました。
 

最初のうちはどんどん背を伸ばし、お花も咲き、そうしている間に緑の実が大きく育ってきました。
あとは色付くだけ…と思っていた矢先、葉っぱが白くなってなんだか全体的に元気がなくなってきたのです。

 
朝はよく日が差すベランダですが、10時頃になるとベランダは日陰になり、最初は「湿気でカビでもできたのかな?」と思っていました。
しかし、どうやらこの症状は「うどんこ病」という、うどんの粉をまぶしたような白いまだら模様がどんどん広がり最終的には枯れてしまうという病気にかかっているということがわかりました。
 
順調に育っていただけに、ここにきて枯れていく姿はとても悲しく、酢を水で割った液をかけると良いと知りやってみたのですが、時すでに遅く。
このベランダで作物を育てることはとても難しいということが分かりました。
 
最近は「日当たりの良い庭が欲しいな」と思いながら、ほっこり雲南の空き家バンクを見るのが日課です。
良い引っ越し先とご縁がありますように。
 

【ライター紹介】
みのきち。奈良県出身、ひょんなことから2017年に雲南市へ移住。
島根に来てから登山が大好きになりました。
健康的な生活を心がけています。