空き家を探す

2023年01月16日
りなぴ

とんどさん


毎年恒例の『とんどさん』。
新年の挨拶もそろそろ言わなくてもいいかな〜って頃に行われます。

火祭りの行事なのですが、どんな行事かと言われると諸説あるので具体的には書きませんが…。
書き初めで学校に提出しなかったものをとんどさんで燃やすことで字が上手くなると言われていたり、とんどさんの煙を浴びると風邪をひかないと言われていたり…。

ワタシは​今年、正月飾りを燃やしてもらいました。
煙も浴びたことなので、1年間健康的に過ごしたい!!!



とんどさんって、子どものころからなんとなく参加している地域の行事のひとつでした。

今回コラムでとんどさんを取り上げるにあたってウェブ上の某百科事典を使ってとんどさんを調べてみたらビックリ!
とんどさんって全国的にやっているけれど(呼び方は地方でそれぞれ)、神事としての発祥は島根県出雲地方だそうです!!!

今までなんとなく参加していたけれど、発祥の地でとんどさんに参加できているって思うとちょっと魅力的に感じちゃうのはワタシだけでしょうか?
 

昨年、人生初のとんどさんを生後3ヶ月で経験した我が子、今年ももちろん参加しました。

とんどさんに参加した子どもにはクッキーが配られました。

5分後、またクッキーを持ったお兄さんからクッキーをもらい…

そしてまた5分後、またクッキーを持ったお兄さんからクッキーを大量にもらい…

クッキーを持ったお兄さんが一言。
「子ども、少なくなったなぁ。例年通り準備してたら大量に余ってしまったわ。」

なるほど。
用意していたクッキーよりも子どもの人数が想像以上に少なかったようです。

クッキーからさみしい気づきがありました。
でも、参加している子どもたちを喜ばせようとクッキーを準備してくれている地域のお兄さんたちには本当に感謝です。
 

そして大人にも粗品が。
コロナ前は各行事で飲食がありましたが(とんどさんでは豚汁でした)、コロナ禍になってからは食べ物を提供しにくくなったので、その代わりに粗品がもらえるようになりました。

お茶漬け、カレーのルー、牛丼のもと、サランラップ、サラダ油などレトルト食品から実用的なものまでたくさん入っています。

我が家は油に困ることがありません。
今も写真の通り、ストックがたくさんあります。
購入していません。全て粗品です。ありがたい!!!

地域に溶け込むことの大切さを実感します。(完全にモノに釣られてる)
 

これはめちゃくちゃ余談ですが、我が家では蝋梅がほんのり香りを届けてくれます。
花が少ないこの時期、寒さに耐えながら咲く蝋梅がどうしても愛らしく感じます。

自然を愛でたいと思う気持ちも、田舎暮らしあるあるでしょうか。





【ライター紹介】
りなぴ。うんなん暮らし推進課 定住企画員。
松江市出身、愛知県での修行を経て雲南市へ孫ターン。
148cmの身長からは想像できないが、狩猟免許を所持するハンター。