空き家を探す

2023年09月11日
りなぴ

木次線でGO!


島根県松江市から雲南市、奥出雲町を経由して広島県庄原市まで続くJR木次線。

通学利用はあるものの日常的に利用するお客さんは減少気味。

とはいえ雲南市の貴重な公共交通機関です。
木次線があるから、免許がなくても生活できている移住者さんだっています。
木次線があるから、高校生や大学生が松江市・出雲市へ進学しても実家から通学できるのです。

もっと利活用を進めなくては。

ということで始まったのが、JR運賃等半額助成『木次線でGO!』。
木次線を含む旅程のJR運賃と、貸切バス等の運賃の半額を助成する補助事業です。
(詳しくはこちら
※ちなみに現在は大好評につき受付終了されているみたいです。

こちらの補助金を利用してたくさんの方が木次線を活用していただいているようです。

そして9月の初め、『木次線でGO!』を使って島根県の西の端っこ、益田市まで出かけてみました。
 

8時5分、木次駅発の電車に乗車。
松江市の宍道駅でJR山陰本線へ乗り換え。

宍道湖を眺め、日本海を眺め、そろそろ3時間経つかな、という頃に益田市到着。
10時54分、益田駅で下車。

島根県は東西に長い県ですが、列車に乗っているとあっという間に到着しました。
何より景色が最高です。景色が時間を忘れさせてくれた。
列車の旅もいいもんだ。



益田市での目的は、美味しいご飯とお酒を飲むこと。
自家用車の旅ではないので、みんなで飲める。最高。
 

実は今年二度目の益田市。

前回は益田市にある島根県芸術文化センター『グラントア』にて、興味のある展示会が開催されていたので訪れました。

目的は展示会でしたが、それ以上に感動したのがその日に訪問した夜ご飯のお店。
地酒や地ビールの豊富なラインナップに加え、こだわりのワインの数々(雲南市の奥出雲ワインもありました!)、居酒屋と呼んでいいのかというほどオシャレで美味しい地元食材を使った料理たち…!!!

「趣味:食べること」のわたしのためにあるかのようなお店でした。

また益田市に訪れて美味しい食べ物を食べたい!と思っていたので、念願叶った今回の旅です。

同じ島根県でも遠くて頻繁に行ける距離ではないので、ここぞとばかりに満喫しました!!!
 
↑日本酒を満喫。



翌日。

JR益田駅から乗車し、山陰本線を揺られて宍道駅に到着すると木次線へ乗り換え…
と思いきや、帰路は途中下車の旅を楽しみました。



島根県の真ん中、東部と西部の境に位置する大田市。

大田市は世界遺産に認定された『石見銀山』があるまちです。
そう。帰路の立ち寄り地は、石見銀山。

個人的な石見銀山の楽しみポイントは、『龍源寺間歩』まで入ること。
『間歩』とは、採掘坑道です。
当時どのように掘り進んでいったのか、その様子がわかる貴重な場所です。

今回は帰りの列車の時刻もあるので龍源寺間歩へ入ることはできませんでしたが、今後観光で訪れる方にはぜひ間歩まで入ることをオススメします!!!
 

もうひとつ、石見銀山の大きな魅力が『大森のまちなみ』です!
カフェ、パン屋さん、手仕事雑貨屋さん、歴史的建造物や文化財…見どころが盛りだくさん!

今回わたしも大森のまちなみの散策をしました。
確かにまちなみを散策するだけで時間もゆっくり過ごせるし、大満足なのです。

若い子なんかはカフェ巡りみたいな感覚で大森のまちなみを訪れている人も。
この日も若い子がたくさんいてびっくり!

でも!オススメは!龍源寺間歩まで入ること!ですよ!!!!(これ大事)
入ったことない人はぜひ間歩まで訪れてみてくださいね!!!!!(これ大事)
 

さて再度JR大田市駅から乗車。
旅の思い出を振り返りながら車窓を眺める。

同じ島根県でも西部地方はなかなか訪れることがないので、こうやってみんなで楽しく旅ができてよかったな〜。
何より滅多に乗らない列車での旅っていうのも特別感が増す。

そうこうしているうちに宍道駅で木次線へ乗り換え。
木次駅で下車し、自宅へ。

列車移動のおかげで充実した2日間の旅でした!!!!
(補助金の申請やら旅の行程やら何から何まで、同行者にお世話になりっぱなしでした。ありがたい。)



車社会の島根県だけど、ちょこっとお出かけでも列車を利用するだけで楽しい旅になりますよ!
ぜひ皆さんも木次線に乗りましょ〜♪



ちなみにちなみにちなみに…
わたしが『電車』ではなく『列車』と表記するのは理由がありまして。

JR木次線は電化されておらず、汽車(ディーゼル車)しか走っていません。
逆にJR山陰本線は電化されている箇所とされていない箇所があり、乗る列車によっては電車の場合と汽車の場合があります。

なのでややこしいので、列車で統一しました!

という、プチ豆知識でした(笑)。




【ライター紹介】
りなぴ。うんなん暮らし推進課 定住企画員。
松江市出身、愛知県での修行を経て雲南市へ孫ターン。
148cmの身長からは想像できないが、狩猟免許を所持するハンター。