空き家を探す

2023年12月04日
みのきち

住民の力で守る地域資源〜三郡山登山編〜


こんにちは!みのきちです。

ここ最近、グッと冷え込みましたね。朝のツーンとした寒さ、曇り続きの空。海遊びで慌ただしい夏が終わり、少しのんびりお家モードの気候に、気持ちが安らぐ季節です。
そうです。夏が終われば、登山の季節。涼しい季節に登る山ほど、気持ちがいいことはありません。ブンブンと飛び交う虫は少なく、風が吹けば汗をかいた身体も癒されます。
 そういうわけで、移住当時からよく入り浸っていた、大東町にある久野地区のイベントで三郡山へ登ってきました!三郡山は、大原郡(現雲南市)、仁多郡(現奥出雲町)、能義郡(現安来市)の境にまたがる山です。
 

毎年、久野の方にお誘いいただいており、知っている方も知らない方も一緒になって登山して、山頂に至るまでに色々なお話をして、山頂で仲良くご飯を食べるなんて、すごく楽しそう!と思っていました。
しかし、これまでなんだかんだ登ることができておらず、念願叶って今年ようやく登ることが出来ました。

いざ行ってみると、すでに登山口には人だかりが!駐車場もいっぱいではありませんか。その時点で40人はいたように思います。

残りわずかのスペースになんとか駐車し降り立った久野の地は、移住当時からお世話になっている久野の方の姿があり、ふるさとを感じる瞬間でした。こんな素敵な皆さんと一緒に登山できることにワクワクと胸が躍りました。
 

それでは、いざ登らんと三郡山に足を踏み入れ、大人数で山頂に向かいます。
最初は同行者や久々に会う久野の友人と話していました。私は山の登りは息がすぐ切れて話せないので好きではないのですが、こうして難なく話せるくらいには穏やかな傾斜でした。
しかし、歩いても歩いても山頂には着きません。三郡山は簡単に登れてしまう短いコースかなと思っていたのですが、結構長い道のりでした。
休憩もしっかりとったこともあり、頂上に着く頃には1時間ほど経っていたのではないかなと思います。
登山好きには登りごたえのある穏やかな山で、登山仲間におすすめしたい山の一つになりました。
途中、安来から参加されている方ともお話をして、この行事をどのように地域で連携して実施されているのかなどたくさんお話を伺うことが出来ました。
 

山頂に到着し久野の友人と話していて、その友人が「このイベントのために草刈りをやったんだよね〜」と呟きました。「え?どうゆうこと?どこを?登山口から、ここまで???」

聞くと、なんと、その友人が登山道を登りながら草刈りをやったというではありませんか。驚きと同時に、こういう地域貢献活動があるからこそ今日も私は気持ちよく山に登れているんだなと、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。

こうして周辺住民により整備されている山は少なくありません。人の手を加え整備されているからこそ、登山客は気持ちよく登ることができ、山頂の景色も遠くまで眺めることが出来ます。
地域貢献活動があることで守られているコト・モノがあり、日常の中でもそうした周りの活動に感謝する気持ちを忘れないようにしようと思った三郡山登山でした。

三郡山、ご関心ある方はぜひ登ってみてくださいね♪
 

【ライター紹介】
みのきち。奈良県出身、ひょんなことから2017年に雲南市へ移住。
島根に来てから登山が大好きになりました。
健康的な生活を心がけています。