空き家を探す

2024年05月19日
みのきち

移住8年、いまさら⚫︎⚫︎⚫︎を観てみた?!


こんにちは!みのきちです^_^

みなさんゴールデンウィークはどのように過ごされましたか?

わたしは、前半島根におり、仕事を挟んだ後半は県外に出かけていました。たまの県外も楽しみになのですが、今回のGWは例年と一味違います。




というのも、タイトルにあるように、今年で移住8年目に突入したわたしには、まだ雲南でやっていなかったことがありました。




そう、それは、雲南市民演劇の観劇です。移住してすぐからお誘いをいただき、知ってはいたもののずっと予定が合わず。「テレビで放送されるから、観に行かなくてもいっか。」なんて思って、録画してそのまま見ることがないこともありました。また、録画したものを見ようと再生するも、気付いたら寝てしまっていて。「これはどうやら、劇場に行って生の演劇を観なければ永遠に観れないヤツだな…」と。




というものの、なかなかキッカケはなく過ごしていたのですが、今回はいくつかのキッカケが重なり観に行くことができたのです。




1つ目は、「またこの季節が来た!」という感覚です。毎年4月末にある市民演劇に向けて、数ヶ月前から雲南のあちこちにポスターが貼られる頃から、市民演劇があることを意識し始めます。また、職場の近くにあるマルシェリーズには、これから練習に行くのであろう方々が集結している様子があり、楽しそうだなと見ていました。




2つ目は、雲南出身の著名人である永井隆博士について、ずっと気になっていたものの、学ぶきっかけもなく気になったままだったところ、今回の雲南市民演劇のタイトルが『永井隆物語』だったことです。仕事の関係で、永井隆さんが生まれた家のある飯石地区に関わらせていただいた時に、断片的な情報はいくつか学ばせていただきました。その時は、原子力や白血病やお医者さんなど、キーワードとしてしか永井隆さんを把握しておらず、「演劇というストーリーで永井隆さんを学んでみるのも面白いかも!」と思いました。




3つ目は、雲南に移住してきた友人が市民演劇に出演すると言う話を聞いたからです。移住したての友人が演劇にどう魅了されてどう演劇に携わっているのか気になったからです。また、その友人から今回の演劇の観劇ポイントも教えてもらい心が揺さぶられたのです。




そして、いざ前売り券を手にすると、とても楽しみでいっぱいに。演劇当日は楽しみボルテージがマックスに。

演劇は18時からということで、その日の午前中は、たまたま知人とお茶をしていました。その方も島根県に移住してきたばかりということで、せっかくだしとお誘いしてみたら「行きます!」と言ってくださいました。

そして、午後は島根県某所で友人といちご狩りを楽しんでいたのですが、またまた演劇の話題をしてしまい、お誘いしてみたら「行きます!」と言ってくださいました。

受付で待ち合わせをしましょうと皆さんと約束をし、元々一緒に行く予定だった友人含め4人で観劇をしました。




演劇の内容は、文字では表現し難い、心に響く構成で、終わる頃には会場に涙する声があちこちから聞こえ、私も涙を堪えるのに必死でした。

また、”永井隆”さんを通して雲南市という土地のことを学ぶことができました。おそらく文献で学ぶのとはまた違った学び方ができるはずです。

加えて、“演劇”という雲南市の文化についても、そこで演じる皆さんの表情・表現力は、本当に有志が集まった市民なのだろうかと疑うくらいのものでした。演じる方だけでなく、舞台裏で美術や音響などいろんな役割の方がこの演劇を支えており、その皆さんはもちろん雲南市民の方もおられますが、市外の方もおられるとのことです。大学生も5名ほどおられたそうで、遠いところから何度もある練習に通って、この素晴らしい演劇をつくってくださることにもありがたい気持ちでいっぱいになりました。




終わった後は、4人で感想をいいながら、溢れる言葉を一緒に整理しました。その興奮は冷めやらず、帰りに寄ったコンビニでも2組ほど観劇された方と出会い、感想を言い合うなどこの時間がまたいい時間に感じました。




皆さんは、永井隆さんを知っていますか?雲南市民演劇を知っていますか?

ぜひ機会があれば、演劇を見てみてくださいね!
 


【ライター紹介】
みのきち。奈良県出身、ひょんなことから2017年に雲南市へ移住。
島根に来てから登山が大好きになりました。
健康的な生活を心がけています。