うちの息子、実は1歳半の頃から大東町にある「海潮温泉 桂荘(うしおおんせん かつらそう)」に通っています。
1回300円というありがたい価格で、回数券を買えばもっとお得。
すぐ近くにあるので、日々おばあちゃんと一緒に、ほぼ毎日せっせと通っているのです。
そんな日々が続くうちに、温泉には自然と“顔なじみ”ができてきました。
年齢でいえば、母よりも少し上。私から見れば“大先輩”、息子から見れば……孫よりもっと小さい⁉︎な“お姉様”たち。
でもこれがまた、本当に温かくて優しい方々ばかり。
「〇〇くんは見ててあげるから、おばあちゃんはゆっくりサウナでも入ってきたらいいわね!」なんて、言ってくださるんです。
もう息子はすっかり、お姉様たちの“温泉チーム”の一員。まるで親戚の子のように、見守っていただいています。
先日、いつも温泉で会うお姉様のひとりが働いているお店に、たまたま立ち寄ったときのこと。
「〇〇くーん!」と嬉しそうに迎えてくれて、「今こんなもんしかなくてごめんね〜」と言いながら、店の奥から飴玉をたくさん持ってきてくれました。
息子はにっこにこ。私はほっこり。
この小さな温泉コミュニティのおかげで、息子はたくさんの“大人”に見守られながら育っています。
道を歩けば声をかけてもらえるし、「また大きくなったねぇ」と、あちこちで成長を喜んでもらえる。
都会では、知らない大人が子どもに声をかけるだけで怪しまれる……なんて話も聞きます。
でも、ここでは声をかけることで守られている安心があるように感じています。
きっとこれは、田舎ならではの豊かさですね。
家族じゃなくても、誰かが見ていてくれる。
「この町で子育てできてよかったな」と、心から思っています。
【自己紹介】
あい。広島→京都→雲南市(2021年より)
毎日を楽しく過ごしたい2児の母。
教育関係のお仕事をしています。