あっという間に初夏を迎えたこの頃。
草むらは雨が降るごとにぐんぐん伸びています。
夫は植物が好きで、料理が得意。
そんな夫が目をつけたのが野草たちです。
家の敷地に勝手に生えてくる、食べれる野草シリーズが意外にもたくさんありました。
夫はそれが食べられる野草か、似た毒のあるものはないか、念入りに調べてくれて、わたしも一緒にチェックしています。
今日は我が家の春の収穫をいくつかご紹介したいと思います。
菜の花。
多少花が咲いてしまっても美味しいです。
うちの畑に咲く菜の花は細っこいのばかり。
カラシナとかなのかな。
ちなみに菜の花というのは、アブラナ科アブラナ属の花の総称なので、ダイコン、コマツナ、ブロッコリーなどいろんなアブラナ科から菜の花が咲くようですよ。
こちらは菜の花のチーズトースト。
雲南市で飼育されたニホンミツバチのハチミツをかけていただきました。
菜の花のほのかな甘み、そしてピリッとした辛みが、ハチミツやチーズとよく合います。
ミツバ。
なんだかとても巨大で硬めだけど、香りはしっかり。
うどんや丼ものに重宝しています。
ニラ。
ちぎって嗅ぐと、完全なるニラ臭。
移住当初から気になっていましたが、念のため夏に花が咲くのを待って、確実にニラであることを確認しました。
有毒でニラの香りのするハナニラというのがあるらしいのです。花で見分けられました。
雪解けの庭はニラばかりがぴょんぴょんしていて、他の雑草はまだ生えてきませんでした。
春の訪れの景色なんですね。
これから我が家はニラが無限に収穫できる生活です。最高。
おひたし、壺ニラ、袋麺やカップ麺にチョキチョキと。
ノビル。(上のネギみたいなやつ)
ニンニクのような根元と、ひょろひょろねじれた葉先が特徴的です。
菜の花の時期にはこんなに小さかったのに…
5月にはここまで大きく成長してました!(同じザルです。)
夫が、豚とノビルの皿うどんを作ってくれました。
ネギと新玉ねぎを足したような味わいで、緑のところはちょっと硬めかな。
ミョウガタケ。
ミョウガは普段ツボミを食用としていますが、若い茎のところも食べられると聞いて食べてみました。
ちゃんと栽培されているものは、日が当たらないようにして白く育てるようです。
根元に近いところは白く、ミョウガらしい味、緑色の部分は香りが薄く、食感だけがミョウガでした。
3〜5月の旬の味覚。
勝手に生えてくる野草や野菜たち。
移住後の住まいは民間アパート、公営住宅、一軒家賃貸、空き家購入と様々ですが、空き家購入を選んだわたしたち夫婦にとって、予想外の楽しみとなったのでした。
【ライター紹介】
りえ。福井県の市街地出身。東京・神奈川で8年間過ごし、雲南市へIターン。
購入した古民家で、田舎暮らしを満喫せんと奔走中。
在宅のフリーランスで、夫婦2人暮らし。