空き家を探す

2025年09月03日
あい

いつまで「移住者」?

 

今年のはじめ、雲南市のPRCMに家族で出演させていただく機会がありました。
その際、「移住者のご家族にご出演いただきました。」と紹介されて、ふと思ったんです。

「雲南市に来て、もうすぐ5年。私たちは、いつまで“移住者”なんだろう?」と。

移住してきたころ1歳半だった息子は、来年小学生。
地域の友達もできて、習い事も始めました。
昨年には娘も生まれ、家族の暮らしもすっかり雲南市に根を張ってきたように思います。

それでも、私たちは“移住者”です。


(移住してきた当時の息子の写真です。)

 

 

(そして最近の息子です。すっかり大きくなりました。)
 

あっ、ちょっと誤解されるといけないのでお伝えしておきますね。
私は、“移住者”と呼ばれることに、ネガティブな気持ちはまったくありません。
ただ、ふとした疑問なんです。本当にただ、それだけ。


いつまで私たちは“移住者”なんだろう?


結論としては、たぶん…ずっと、なのではないかと思います。


でもそれって、悪いことじゃない。
むしろ、雲南市で言う“移住者”は、とてもポジティブな意味合いを持っているように感じます。


“移住者=よそ者”として距離をとられる地域も、正直、まだあると思います。
でも雲南市では、“移住者=わざわざこの町を選んで来てくれた人”
という風に受けとめられているように感じるのです。
……私の勝手な解釈かもしれませんが(笑)。


でも実際に、移住してきて嫌な思いをしたことは一度もありません。
それどころか、ありがたいことに、CMにまで出演させていただきました!(笑)。


ちなみに私は雲南市のお隣の出雲市に勤めているのですが、引っ越してきた当初は、
“広島県出身の山陽側からやってきた都会の人”という扱い。
それが今ではすっかり“雲南から出てくる田舎者”です(笑)。


寒がりな私は早めにダウンジャケットを着るのですが、出雲でそうすると
「雲南って、もうそんなに寒いの!?」とイジられたり、
雪が降ると「大丈夫!?早く帰ったほうがいいんじゃない?」と心配されたり。


そんなやりとりに、私は「島根県に馴染んだなあ。」としみじみ感じます。


さて、話を元に戻すと、雲南市にはたくさんの移住者がいます。
Uターンの方、Iターンの方、理由も背景もさまざまです。
そしてもちろん、ずっとこの町で暮らし、地域を守ってきた地元の方々も。


いろんな人の存在が、今の雲南市を形作っているんだなと感じます。


私は、移住者としてこの町に誇りを持ちながら、雲南市民であり続けたいと思っています。


ただ一つ、最後にちょっとした疑問。
昨年、雲南市で生まれた娘は…移住者じゃない!?
もしかして、娘だけ“地元民”?(笑)。



【自己紹介】
あい。広島→京都→雲南市(2021年より)
毎日を楽しく過ごしたい2児の母。
教育関係のお仕事をしています。