空き家を探す

2025年09月09日
りえ

ペーパードライバーが始める車生活



15年以上前に車の免許をとってから、数えるほどしか運転をしていない…
移住直後のわたしは、ペーパードライバーでした。

運転をほぼしていないので、もちろんゴールド免許です。(なにも誇れない)




ちなみに夫は、この時点では免許を持っていません。

18歳まで島根で暮らし、東京へ出た彼にとって、車の免許が必要な場面はなかったようでした。




最初の2ヶ月は、雲南市に住む夫の父に頼りました。

わたしたち夫婦は在宅自営業なので、通勤もありません。

義父にお願いするのは、10日に1回、スーパーへの買い出し。

だけど自分たちで自由に出かけたりしたい!




車屋さんをあたります。

欲しい車種を伝えるも、なんと納車まで半年かかるとのこと。

納車までの間はレンタカーなどで凌いでほしいと言われました。




月貸しなど、様々な契約形態のレンタカーを調べつつ、
そういえば、雲南市の車屋さんがレンタカーもやっていたな…と思い出します。




そこへ電話をすると、車を注文してくれるなら、納車までの間、
とてもいい条件で代車を貸していただけることになりました。

ありがたや〜っ!




こうして、わたしの車生活が始まりました!




自宅から雲南市三刀屋のお気に入りスーパーまでは片道20分。

そのうち3/4は、まあ山道と言っていいでしょう。

カーブが多かったり、急だったりする道です。

思えば、この道に鍛えられた気がします。




相棒はGoogleマップのナビです。

iPhoneを車に立てかけて使用していました。




ナビを視界の隅で見て、次のカーブは右だなとか、把握しながらハンドルを握ります。




ゆっくりめに走っていると、後続の車が次々と列をなし、キャラバンになります。

別に煽られるわけではないのですが、後ろに車が続くとソワソワしますよね。

運転に慣れないうちは、鋼のハートでキャラバンの先頭を務め上げました。




いい地形で追い越してくれる車もいます。

そんな時はスピードをさらに落とし、スムーズに追い抜いてもらいました。
ある程度運転に慣れてきたら、山道には左脇にふくらんでいる路肩が用意されているので、
左に寄せてキャラバンを見送りました。




ただ、この路肩、カーブ直後の場所にもあるので、注意が必要です。

避けるのは簡単なのですが、いざ発進する際に、
たまたま後続車とタイミングが重なるといけません。

後続車からすると見えなかったカーブの先で、いきなりわたしの車が現れることになるからです。




サイドミラーと目視でよくよく確認して発進しましたが、
すぐ近い距離に後続車が現れたことがあって、ヒヤヒヤしました。




山道はクセがありますが、スピードを抑えることが何よりも安心に繋がると感じました。

峠越えの際の下りは、フットブレーキだけでなく、
エンジンブレーキも使うと運転がグッと楽になります。

オートマ車の場合、シフトレバーを「D」から「2」や「L」などの低いギアへシフトダウンすると、強いエンジンブレーキがかかって、下り坂でも確実に減速できる、あれです。




山道のことばかりお伝えしてしまいましたが、
雲南市内は基本的に初心者にも運転しやすい道路だと思います。

木次や三刀屋、大東の街中も、広くてわかりやすい道路が多いです。

駐車場が広い店も多く、バック駐車が苦手なわたしもたくさん練習する機会が持てました。




あと何気に役に立ったのが、YouTubeの運転解説動画です。

わたしはバック駐車にものすごく苦手意識があったので、そうした動画でコツを学習しました。




ペーパードライバーだけど、田舎に移住して大丈夫かな…
そんな不安もありましたが、実践あるのみでした!

ゆっくり焦らず、キャラバンができても落ち着いて、経験を積んでいけます。




移住前にも、市役所の定住企画員の方から、「車の運転はみなさん慣れますから大丈夫です!」と
聞いていたのですが、その通りでした。




移住を考える中で、車の運転に慣れていない方もいるのではないでしょうか?

このコラムで、少しでも不安を取り除けたら嬉しいです。


【ライター紹介】
りえ。福井県の市街地出身。東京・神奈川で8年間過ごし、雲南市へIターン。
購入した古民家で、田舎暮らしを満喫せんと奔走中。
在宅のフリーランスで、夫婦2人暮らし。