移住してきた理由は人それぞれと思いますが、
我が家は、島根で先にしたいことが決まって、島根のどこに住むかは二の次でした。
第一希望、出雲市。第二希望、大田市。
雲南市は?
実は全然候補になかったんです。
ですが、来訪したときの待ち合わせ場所に雲南市役所を使わせてもらって、
トイレをお借りしたご縁がありました。
市役所は、我が市が誇れるスポットだと思います。
親族や地元の友達が来たとき、体験プログラムで来られた方、いろんな方から
「こんなきれいな市役所なんて思わなかった。」との感想をよく聞きます。
私も同じ感想でした。
話しを戻すと、
じゃあなぜ、まったく眼中になかった雲南市になぜ住むことになったかというと、
“空き家バンク”なんです。
出雲市、大田市の物件探しが空振りに終わり、いそいそと横浜に帰った日に
たまたま見つけた物件が今の自宅だったんです。
探す条件は、まず家賃が安いこと。あとは平屋で近所と程よく離れていて、
駐車場があることでした。
グーグルアースで徹底的に物件の周辺地図を確認して、「ここだ!」と腹をくくって、
内見もせずに申し込みました。
(移住を検討されている方は、マネしないでくださいね。)
先方から、「雪も降るし、都会の人が住むのは大変だから一度見に来たほうがいいですよ。」
と、今の私も言うであろうことを言われました。
小さい子を抱えて何度も行き来することも大変だったということもあったけれど…。
直感を信じて決めました!
他にも移住に関わってくれていた方々からも「本当に大丈夫~?だいぶ山の中だよ。」
なんて心配されましたが、それくらいの田舎に住めば、
もうどこに行くことも怖くないでしょ!という意気込みのもと、
結局、そのまま決めて、契約時に初めて見ることになりました。
でも、都会生活で利便性の追求のもと、少々息苦しい子育てをしていた私にとって、
ここはとても開放的で全然問題はなかったです。
多少の問題と言えば、子供が2回ほど、縁側から転落しました。
1回目は、網戸を突き破って、2回目は、雪の上にドボン。
幸い、大けがには至りませんでした。
あとは、とにかくガソリンと冬には灯油を使うことです。
(我が家は山間部なので特に長距離走るし、寒いからです。)
それ以外には、近所の人たちもちょうどよい距離感で親切に接してくれるので居心地もよいです。
結局、家探しは“ご縁”とよく聞きますが、本当にタイミングが少しズレただけで
住んでいなかったかもしれません。
『住めば都』と言う通り、他の地に住んでも満足していたかもしれませんが、
思い切ってこの地を選んでよかったと思っています。
空き家バンクをお探しの方は、日ごろからマメにチェックされることをお勧めします!
【ライター紹介】
ナス。
2023年神奈川県横浜市からIターン。
産業体験で農業を経験したのち定住企画員に仲間入り。
音楽を通して地域に貢献したい!!